京都エリアの収益用物件売買や運営管理を行うレ・コネクション(京都市)は2月22日、京町家をリノベーションした宿泊施設2棟を、3月に京都市内にオープンすると発表した。
3月1日にオープン予定の「紡 四条壬生寺」は、京都壬生寺から徒歩約10分の立地。左右にわかれたつくりで、それぞれに施錠できる玄関があるため、左右いずれかのみで宿泊することも可能。定員は最大9人。
3月20日にオープン予定の「紡 清水五条」は、清水寺、八坂神社から徒歩約10分で、ヒノキを使用した広い浴室の大きな窓が特徴的。奥庭を眺めながら京情緒を体感できる。定員は最大5人。いずれも1日1組限定の一棟貸し施設で、料金は1泊3万円前後を予定している。
同社は、2016年の設立以来「人を結び 街を紡ぐ」をコンセプトに、京町家を宿泊施設へと再生する取り組みを行っている。丈夫な柱はなるべく残し、ヒノキの浴室や和紙の間接照明を設置するなど京町屋の情緒が感じられるリノベーションを実施することで、文化の保持とブランド価値の向上を実現。地域の活性化につなげていくという。
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