リクルート住まいカンパニー(東京都港区)は2月20日、関東(1都3県)・関西(2府1県)在住のデュアルライフ(2拠点生活)実施者および実施意向がある人を対象に行った「デュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態」の結果を発表した。それによると、デュアルライフ実施前後の生活満足度について「上がった」「やや上がった」と回答した人は8割弱で、満足度が向上した人が多いことがわかった。家族形態別では「既婚子あり」の満足度が高くなっている。
デュアルライフの実施率は全国で1.3%、意向率は14%だった。年代別では20~30代で5割以上、家族構成では「既婚子あり」が4割ともっとも高い。また、世帯年収は800万円未満が5割を超える。
2拠点目への片道移動時間は「1時間以上~1時間30分未満」と「1時間30分以上~2時間未満」がボリュームゾーンとなり、合わせて約4割を占める。移動手段は「電車」が7割弱、「自家用車」が6割弱だった。
本人不在時の2拠点目の運用状況について聞いたところ、46.1%が何かしらの運用をしていることがわかった。「共同で使用している」「友人・地域住民等に貸し出している」「賃貸物件・レンタルスペースとして貸し出している」「宿泊施設として運営している」ケースがいずれも2~3割となっている。
2拠点目への移住については、「移住したいと思う」「やや移住したいと思う」人は全体の6割弱で、年代別では20~30代の移住意向度が高いことがわかった。
調査対象は、1都3県(東京・千葉・埼玉・神奈川)、2府1県(京都・大阪・兵庫)在住で、デュアルライフを実施しているまたは実施意向がある20~69歳の男女。有効回答数1039件、分析対象回答数427件。
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