国土交通省は2月18日、第2回建設分野技能実習に関する事業協議会を開催し、外国人技能実習制度にキャリアアップシステム制度導入を義務化することを明らかにした。2月25日からパブリックコメントを開始する。早ければ7月から施行する。
外国人技能実習では、監査・相談体制構築等の不履行や受け入れ企業における賃金等の不払いなどの不適正な実施が問題になっている。工事現場において工事従事者の顔写真が印刷されたICカード(建設キャリアアップカード)により、賃金の支払いや不法就労などをチェックできるとして、キャリアアップシステム制度を義務化することを決めた。
入管法改正により4月から開始する特定技能制度は、外国人労働者の受け入れに関しキャリアアップシステム制度の導入を義務化している。外国人技能実習制度も特定技能制度との整合性をもった円滑な運用が必要として、技能実習生受け入れ基準の見直しが求められていた。
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