アドレス(東京都千代田区)は、都心部と地方が人口をシェアリングすることを目指し、月額4万円から全国住み放題の多拠点コリビング(co-living)サービス「ADDress(アドレス)」を4月から開始する。このほど、戦略発表会を開催し、同サービス開始当初にオープンする全国11拠点と、ANAや大津市などADDress社会圏パートナー(提携先)の発表を行った。
ADDressは、登録拠点ならどこでも住み放題になるサブスクリプション型の多拠点居住のシェアサービス。空き家や別荘を活用することでコストを抑えながら、リノベーションによる快適な空間を提供し、働き方の多様化や様々なライフプランに応じた生活拠点の気軽な変更を可能にする。
各拠点は、個室を確保しつつも、シェアハウスのようにリビング・キッチンなどを共有。会員同士や地域住民との交流の機会も提供し、移住ではなく、都心部と地方が人口をシェアリングする多拠点居住のサービスを提供する。
サービス料金は、年会員が48万円(4万円/月)、月会員が5万/月、法人会員が8万円/月〜。光熱費、Wi-Fi、共有の家具やアメニティの利用、共有スペースの清掃を含む。1個室の連続予約は1週間まで。また、1度にできる予約の上限日数は14日間。
同社は同サービスの開始に向けて、法人会員およびクラウドファンディングを利用した優先会員の募集を開始した。これまで、リクルート住まいカンパニーや認定NPO法人フローレンスが法人利用として導入することが決定している。クラウドファンディングのウェブサイトはこちら。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。