国土交通省は2月15日、サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)の第2回・第3回募集において、フェニックスホーム(埼玉県所沢市)による「CLTを壁・床に利用したログハウス」の木造実験棟1件を含む9件(一般建築物=8件)のプロジェクトを採択した。
フェニックスホームの「CLTを壁・床に利用したログハウス」は、丸太組構法(ログハウス)の壁と床にCLTを利用した小型実験棟の新築プロジェクト。大判CLTを900mm幅程度の小割にし、丸太組構法と同様に上下1/4を欠き込んだ交差部を構築し、 校倉組を現場で行う計画。
実験は、公的研究機関等と共同で実施し、(1)ダボの一面せん断試験、(2)燃焼要素試験(無載荷)、(3)組上げ作業の検証及びセトリング量の測定、(4)温熱環境測定及び冷暖房負荷シミュレーションの実施を予定する。また、工事期間中に構造見学会を行い、実験・検証で得られた知見を公表するほか、竣工後の温熱環境実験の測定状況を公開し、希望者が見学できるように計画する。
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