2018年11月7日から受注を一時停止していた大建工業(大阪市)の無機系耐力面材ダイライトとダイロートンについて、4月1日には全製品の受注停止を解除する目途が立った。通常、ダイライトは月当たり生産量約100万m2、ダイロートンは月当たり生産量約50万m2あったが、1月末まで3カ月間受注を止めざるを得ない状態だった。
住設資材販売店の手持ち資材もほぼ底をついた状態の中で、2月1日からダイライトMSとダイライトMU等を含めたダイライトの一部製品(全生産量の約9割)の受注停止を解除し、2月18日にはダイロートンの一部製品(全生産量の約8割)の受注停止も解除する。
今回の受注停止の原因は、ダイライトとダイロートンの原材料であるロックウールの主要調達先であるJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区(倉敷市水島川崎通)の第2高炉が故障し、ロックウールの供給が滞ったことによる。ダイライトとダイロートンを製造する岡山工場も岡山市にあり、原材料の調達先は複数社あったものの、調達量の大半が同社に集中していたことが要因となった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。