TeamNext/神戸都市開発(神戸市)は、電気自動車を「動く蓄電池」として利用する完全自立型住宅「ArchLoop(アーキループ)」を、2月に発売する。
従来のゼロエネルギー住宅では、太陽光で発電した電気の使い道が、「すぐに使う」「定置型蓄電池(約3~5kWh)に蓄電する」「電力会社に売る」といったものに限られていたが、同商品では、大容量の蓄電により、電気を「つくる」「ためる」「つかう」とループさせることで、家庭内における電気の自給自足を可能にする。
同商品の大きな特徴は、V2H(Vehicle to Home:太陽光発電で発電した電力を電気自動車(EV)に蓄え、家庭用電力として利用するシステム)を導入することで、蓄電池の代わりに電気自動車に電気をためることを可能にした点だという。一般的な定置型蓄電池の約10倍の電気がためられるため、3~4日分の電力を確保することができるという。電気自動車にためた電気を夜間や雨天時など太陽光発電ができない場合に使うことで、電気代0円生活を実現するとともに、災害時のライフラインの確保にも寄与するという。
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