OMソーラー(浜松市)は2月12日、全国の30代から60代の男女500人を対象に実施した「暖房の実態」についての調査結果を発表した。使用している暖房機器に「満足」「やや満足」と回答したのは66.5%、「やや不満」「不満」を感じているのは31.9%だった。機器への不満としてあげられたのは、「満足」「やや満足」しているグループでは「乾燥する」が最も多かったのに対し、「やや不満」「不満」なグループでは「暖房費が高い」が最も多いことがわかった。
家の中で寒くて不満な場所は、「やや満足」では「浴室」「トイレ」「洗面」といった水まわりが多く、「やや不満」「不満」では「リビング」という結果になった。なお「満足」グループでは「不満はない」が最も多かった。日常生活で寒さに不満を感じる時は、いずれのグループも「起床時」が最も多いが、「満足」以外では入浴前後やトイレでの不満も多くなっている。このことから、ヒートショック事故の大きな原因となる、水まわりの寒さへの対策と危険性への理解が進んでいないことがわかる。
暖房機器を選ぶ上で重視することを聞いたところ、いずれも「光熱費」が最も多いという結果になった。一方、「満足」しているグループでは「家全体が暖房できる」の割合が高くなっており、家の中の暖かさに不満を感じていない実体験が影響していることが推測される。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。