厚生労働省は2月12日、第5回副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する検討会を開催し、副業・兼業先の労働時間の把握方法や割増賃金、健康管理について検討した。副業・兼業先の労働時間の把握方法について、事業者間で労働者の労働時間数などの情報のやりとりをする場合は、事務量が膨大となることで対応が困難となりやすいとし、労働者の自己申告に基づく労働時間把握制度が妥当とする意見が有識者から多数出た。
長時間労働に対する健康管理設計も重要な論点となった。副業・兼業先の労働時間に対する自己申告の内容にもとづき、ストレスチェックを行い労働者に対し健康管理を促すという意見のほか、さまざまな意見が出た。継続的に検討していく。
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