東京大学生産技術研究所(東京都目黒区)とLIXIL(東京都千代田区)、LIXIL住宅研究所(東京都江東区)が共同で進めているスマートハウス実証実験の実験住宅「COMMA(コマ)ハウス」が完成し、8月18日に報道機関向けに公開された。スマートハウスを2020年に広く普及させることを目指して、快適性と省エネ性の両立を手ごろな予算で実現する商材やソリューションの開発に向けた実証実験を行っていく。
同住宅は、東京大学の駒場IIキャンパス内に建設。断熱性能はQ値1.6~2.4W/m2Kで可変。ルーバーや窓などによる通風、日射の制御といったパッシブ的な建築デザインを採用している。
設備面では、太陽光発電システム、太陽熱利用システム、蓄電池(今後、搭載予定)を組み込み、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)による制御実験なども行う。
実証実験の期間は2016年3月まで。複数のメーカーの機器・設備を組み込んだ、オープンな仕組みの構築を目指す。
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