マクロミル(東京都港区)は2月7日、全国の15歳から69歳の男女を対象に実施した「VR」に関する意識調査(有効サンプル=1000)の結果を発表した。それによると、不動産の内覧や住宅リフォームの完成イメージなど、サービス・商品購入前にVR体験をした場合、買う気持ちが「高まる」とした人は17.5%、「どちらかといえば高まる」は25%で、合計42%が「購入意欲が高まると思う」と回答していることがわかった。このうち、実際にVRを体験したことがある人は61.1%が「購入意欲が高まる」としているのに対し、VR未体験者は37.4%にとどまっている。
「VR」という言葉の認知率は全体で91%で、「どのようなものか知っていた」は53%、「名前を見聞きした程度」は38%だった。実際の体験率は21%で、5人に1人がVRを体験済みという結果になった。最も多かったのが「VR動画視聴(44%)」で、「ゲーム機、PC、スマホでのVRゲーム(38%)」、「アミューズメント施設のVRアトラクション(31%)」が続いた。
VR体験者の満足度は「満足・やや満足」を合わせ約85%と高く、「リアル」「臨場感」に満足している人が多いことがわかった。一方、不満な理由として「酔う」をあげる人が多かった。家庭向けVR機器については、所有していない人のうち30%が「是非欲しい・まあまあ欲しい」と回答。購入する場合の最大予算は、平均1万9991円だった。
今後、VRは浸透すると思うかを聞いたところ、「浸透すると思う」が18%、「どちらかといえば浸透すると思う」が43%となり、61%の人が浸透していくと予想していた。
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