リクルート住まいカンパニー(東京都港区)が企画・編集する不動産・住宅のフリーペーパー「スーモマガジン 全4版」2月6日発行号では、「●●の街 人気間取りランキング」を特集。札幌・仙台・広島・福岡の住宅購入者を対象に「自宅にある間取りで満足度が高いもの」についてアンケートを実施した。地域の特性で間取りごとの満足度は異なっている。
札幌の1位は「吹抜けリビング」だった。住宅の断熱性が高く室内が暖かいことが影響したと考えられる。2位は、雪の多いエリアで活躍する「ビルトインガレージ」だった。
仙台では、洗濯機置き場と室内物干し場を兼ねた「ランドリールーム」が1位となった。洗濯動線を短縮するため、共働き家庭にも人気となっている。2位は、ウォークインタイプの玄関収納「シューズインクローゼット」だった。靴や傘だけでなく、コート、ベビーカーなども収納できる点が満足度を高めている。
広島では、食料品をまとめて収納できる「パントリー」が1位となった。まとめ買いや災害時用のストック品、キッチン家電も収納でき、共働き世帯の増加とともに支持を集めている。2位は「キッチンと洗面所が直結」した間取りで、家事効率を重視する人に人気となっている。
福岡では、気軽にアウトドアを楽しめる「ウッドデッキ」が1位となった。室内外につながりをもたせ、リビングをより広く感じさせる効果があるほか、子どもを遊ばせるなど多目的に使うことができる。比較的暖かい土地柄で活用しやすいことから人気を集めた。2位は「ランドリールーム」だった。共働き家庭のほか、黄砂やPM2.5を心配する人の満足度が高くなっている。
調査対象者は、札幌市、仙台市および近郊、広島市、福岡市に住む25歳~59歳の住宅購入経験者(過去5年以内)。有効回答数は400人。
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