永大産業(大阪市)は、京都造形芸術大学(京都市)との産学共同プロジェクトの一環として、「EIDAI階段デザイン提案コンペ」を実施した。1月31日に、コンペに参加した学生によるプレゼンテーションと審査会を行った。
同コンペでは、学生が、「インテリアの主役になる階段」をテーマに、インクジェット印刷技術の特性を踏まえながら、室内階段の踏板と蹴込み板のデザインを考え、実物大の10分の1スケールの階段模型を作成した。プレゼンテーションでは、「音楽を聴きながら登っているとノスタルジックな気持ちになる階段」や「子供の好奇心をくすぐる階段」、「家の中で自然が感じられる階段」など、感性豊かな作品が多く発表されたという。
同社は、3年前から同大学との間で産学共同プロジェクトを実施している。昨年は「EIDAIフローリングデザイン提案コンペ」を実施し、園舎向けのカラフルなフローリングを共同開発した。今回、平面的な製品から立体的な製品へと視点を移し、インクジェット印刷技術を用いてどのようなデザインが可能かを試みるため同コンペを実施した。
審査会の選考で最優秀と認められた作品については実物大モデル(10段の室内階段)を制作し、今後の製品開発に生かしていくとする。
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