国土交通省は、2019年度予算案で275億円計上している「スマートウェルネス住宅等推進事業」において、新たに「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」を創設し、高齢者等が地域の中で孤立せずに多世代交流できる地域拠点づくりを推進していく。
孤独がシニア層の精神と肉体に悪影響を与えるため、地域の人々と交流できる「共同リビング」等をイメージし、人生100年時代を支える住まい環境整備のテーマに沿った事業を募集する。現在想定している事業テーマは、多様な世帯の互助促進やIoTを活用した高齢者の見守りシステム、住み替えやリフォームの相談拠点など。
地域の民間事業者からの事業募集や先導的取り組みに向けた調査に対しても支援していく。対象は事業者で、利用する施設が新築の場合は工事費用の10分の1、改修の場合は3分の2を補助する。
早ければ4月から募集が始まる予定。
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