三菱電機(東京都千代田区)は1月29日、同社のAI技術「Maisart(マイサート)」を使い、新たな計測器を取り付けることなく、スマートメーターで計測した住宅全体の電力使用量から家電ごとの電力使用量を高精度で推定する「家電ごとの電気の使い方見える化技術」を開発したと発表した。
新技術では、住宅の家族構成や保有家電などの属性情報から、事前にモニター住宅で計測した電力使用量の典型パターンのうち最も類似するパターンをAIが抽出。このパターンを適用することで、スマートメーターで計測した住宅全体の電力使用量から家電ごとの電力使用量を推定する。これにより、電流センサーなど新たな計測器を取り付ける必要がなく、蓄積データ量も1%以下に抑え、推定にかかる計算量を減らすことができる。
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