国民生活センターは、東日本大震災など一連の地震により、屋外に設置されている電気温水器やエコキュートなどの貯湯タンクが倒れたり、傾いたりして故障したという相談が複数寄せられていることをうけ、相談内容をもとにした事故防止に関する情報提供を行っている。
同センターには、3月11日以降の3カ月で給湯器の貯湯タンクが転倒した・傾いたという相談が、96件寄せられたという。なかには、アンカーボルトで固定されていなかった機器が転倒するなど、設置の不備が疑われる事例もあったという。
同センターでは、「給湯器の貯湯タンクについては、転倒の危険性を消費者が認識していないことが多い」として、販売業者に点検を依頼するなど、対策の必要性を訴えている。
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