東京電力グループのTEPCOホームテック(東京都墨田区)は1月28日、太陽光パネルメーカーのエクソル(京都市)と初期費用0円で太陽光発電システムを設置できる「のせトク?」の販売において協働を開始すると発表した。
「のせトク?」は、発電した電気を自家消費することで電気料金を削減すると同時に、余った電力を固定価格買取制度などで売電。得られた経済効果で太陽光発電システムの利用料を支払うというもの。協力販売会社1000社以上の販売ネットワークをもつエクソルと協働することで、省エネ機器設置の選択肢を広げ、住宅用太陽光発電のさらなる普及促進に努めるという。
利用契約が満了する10年後には、太陽光発電システムが無償譲渡されるため、顧客は実質初期費用0円で太陽光発電システムの搭載が可能。ハウスメーカーやビルダーは、設置費用を住宅ローンの計算枠から切り離しつつ、太陽光発電設備が設置された付加価値の高い住宅として顧客に提案することができる。
今後は、関東エリアにおいて提携店等と協力して普及推進を図った後、全国エリアへ拡大していくという。同システムのスキームを活用した、工場や大型店舗など産業用太陽光発電システムへの展開も予定している。
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