フローリング・床材のイクタ(愛知県瀬戸市)はこのほど、同社が2017年より販売しているフローリング「エアー・ウォッシュ・フローリング プリオス」(以下、プリオス)に菌・汚れ・臭いやシックハウスの原因物質を除去するだけでない新たな効果として、インフルエンザウィルスやノロウィルスにも有効だと判断できる実験結果が得られたと発表した。
プリオスは、九州工業大学・横野(おおの)研究室が開発した室内照明対応の光触媒「可視光応答型光触媒」を床材用塗料として応用し、塗布したフローリング。ケミカルクリエイト(北九州市)と共同開発した。昨年11月にケミカルクリエイトがウィルスを用いた抗ウィルス性能評価試験で効果を確認した。
それによると、インフルエンザウィルスは無加工品と比べ8時間後に100分の0.75まで減少した。ノロウィルスにいたっては、測定不能値まで減少した。また、蛍光灯(可視光)の明かりがない暗所でも効果が認められた。
蛍光灯やLEDなども含めすべての光への反応はもちろん、暗所でも菌を分解し増殖を防げることが認められたことで、窓のない暗い部屋でも有効とする。同製品は床暖房にも対応し、今後、病院、老人ホーム、学校・保育園などのほか、一般住宅においても販売を強化していくという。
製品の問い合わせは、イクタまで(TEL:0120-85-2461、メール:info@ikuta.co.jp)。
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