国土交通省は1月24日、「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」の中間報告(第3回)を発表した。同調査は2014年度〜2018年度に断熱改修を予定する住宅を対象として、改修前後における居住者の血圧や身体活動量など健康への影響を検証するもの。
検証の結果、「室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい」「居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、床近傍の室温が低い住宅で有意に高い」「断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下」「室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を超える人、心電図の異常所見がある人が有意に多い」など、7つの得られつつある知見が確認された。詳細はこちら。
事業実施者の(一社)日本サステナブル建築協会(東京都千代田区)は2月1日、第3回中間報告の詳細について報告会を開催する。会場は、ホテルグランドアーク半蔵門(東京都千代田区隼町1-1)。時間は13時30分〜17時。定員300名。参加費無料(登録制)。
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