”P2P型の不動産クラウドファンディングサービス”「クラウドリアルティ」を運営するクラウドリアルティ(東京都千代田区)は1月23日、Nazuna(滋賀県野洲市)などによる京町家を宿泊施設へと再生するプロジェクトにおいて、築50年以上の京町家を改修した一棟貸し宿泊施設「季楽(きらく) 京都 本町」(京都市東山区本町)が三十三間堂・京都国立博物館の近くにオープンしたと発表した。
同プロジェクトは、宿泊施設運営者のNazuna、ファイナンス・テクノロジーに強みをもつKiraku Japan(京都府京都市)、空間プロデュースを手がける乃村工藝社(東京都港区)が共同プロデュースするもの。京町家の証券化とリノベーション工事の資金調達は昨年4月23日に「クラウドリアルティ」で募集開始し、同日中に投資家91名から5000万円の出資を集めた。
今回オープンした「季楽 京都 本町」は、京都市中心部から車で1時間ほど離れた“宇治茶の名産地「和束町」を訪れたくなる宿”をコンセプトに誕生。1階の主寝室は枯山水庭園を模した空間とし、茶室をイメージした2階の居間は和束町産の宇治茶を味わいながらガラスの床越しに階下の枯山水を眺められるというユニークなデザインを取り入れた。
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