積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所(東京都千代田区)はこのほど、セキスイハイムの間取り図面7万6405件のデータを活用し、2010年度〜2016年度に入居した「20~40代の単世帯家族」を中心に、間取りの変化や現状を調査した。
タタミルーム(タタミスペース含む)の有無では、「無し」の割合が16年度に25.3%となり、10年度比で6.5ポイント増加した。一方、「有り」の割合を16年度の年代別でみると、20代が76.0%、30代が75.6%、40代が70.6%となり、若い世代ほどタタミルームを採用していることが分かった。
家族構成では、3人以下の割合が16年度に63.8%となり、10年度比で6.4ポイント増加。16年度の年代別でも、全ての年代で3人以下が増加した。特に20代では2人世帯の割合が10年度の34.0%から41.5%に増加した。
そのほか、16年度の延床面積は、120m2未満が64.3%となり、縮小傾向が見られた。特に40代では120m2未満の割合が18.1ポイント増えていた。LDKの配置は「南3室I型横」がいずれの年代でも増加しており、生活スペースが全て明るい間取りのニーズが高まっていた。
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