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新築の性能を上回るような高性能住宅をリノベーションによってつくる事例が目立ってきた。アルティザン建築工房(札幌市)は昨年12月、築38年の中古住宅をUA値0.18W/m2Kの高断熱住宅にリノベーション。リノベーション事業を全国展開するリビタ(東京都目黒区)も同月、YKK AP(東京都千代田区)と共同で築37年の中古住宅をリノベーションし、HEAT20・G1レベルまで性能を高めた。アルティザン建築工房社長の新谷孝秀さんは「2018年は、表面的な“お化粧リノベ”に満足できない人が増え、“高性能リノベ”が浸透した年だった」と振り返りながら、「2019年は、その流れがさらに加速する」と展望する。
資産価値の向上も実現
新谷さんは「新築を超えるような耐震性や改正省エネ基準(2016年基準)以上の断熱性といった性能を備えながら、デザイン性や無垢の木の素材感など独自の魅力もあわせ持つ高性能リノベ住宅が(各地で)生まれている」と話す。
こうした取り組みなども契機としながら、今後の住宅市場で、住まいの選択肢の一つとして、「高性能化リノベーション」が 拡大していく可能性を指摘する。
新谷さんは、現在、施主が選ぶ住宅は「新築安心タイプ」「新築そうでもないタイプ」「性能向上リノベタイプ」「なんちゃってリノベタイプ」の4つに分かれていると独自に分析。断熱や耐震など性能が高くない「新築そうでもないタイプ」や「なんちゃってリノベタイプ」はイニシャルコストを下げることはできても、長年、住んでいるうちにランニングコストがかかりすぎて、「やがて建て替えか性能向上中心のフルリノベをするようになる」と指摘する。
アルティザン建築工房、リビタのいずれも単にリノベーションによる高性能化に取り組んだわけではなく、そこには「リノベーションによって資産価値の向上も実現することで、長く快適に豊かに暮らしていけるという既存住宅が持つ新たな可能性を提示していきたい」との狙いがある。 ・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング タブロイド版 1月20日号』に掲載しています。
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