OMソーラー(静岡県浜松市、飯田祥久社長)は、家庭内の太陽熱と太陽光による取得エネルギー量、CO2 削減量、利用状況の調査・分析を行い、室内の省エネ状況と温熱環境の「見える化」を図る情報ネットワークサービス事業を、今年11 月からスタートする。
サービスの対象は、OMソーラーシステムが導入されている住宅。さらに、このほど発売した専用のタッチパネルリモコンとネットワークターミナルを設置する必要がある。
この条件を満たした住宅では暖房や給湯における太陽熱エネルギーの利用率、CO2 削減量、温熱環境データを自動で記録、住まい手はパソコンやスマートフォンで簡単に確認できる。これらの「見える化」によって住まい手の省エネ意識を高める。
データは、OMソーラーが新たに立ち上げるサイト「エコナビOM」(仮称)を通して住まい手同士で共有可能。参加・競争意識を高め、さらなる省エネ行動につなげる。
このサイト上で光熱費などのデータを入力すると、簡単に「環境家計簿」を作成することもできる。さらにOMソーラーでは、このサイトを通じて、これからの暮らし、住まい、地域、家庭でのエネルギーの使い方やそのあり方について楽しみながら考えるコンテンツを提供していく。
OMソーラーの会員工務店はデータを使って施主に省エネアドバイスやメンテナンスサポートを行うほか、OMソーラーも新製品の研究・開発や大学等とのエネルギー・省エネ分野の共同研究につなげる。
導入家庭の太陽熱・太陽光の取得エネルギーをリアルタイムで把握できるようになるため、太陽熱については国内クレジットで排出権に、太陽光発電はグリーン電力証書にそれぞれ参加。
住まい手にポイント制度で還元するほか、得た資金で環境貢献活動を行う。
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