政府は12月22日、2010年度税制改正大綱を決定した。住宅関連では、国土交通省が強く要望していた、住宅購入時の贈与税非課税枠の拡大が盛り込まれたほか、長期優良住宅など質の高い住宅ストックを形成するための税制優遇措置の延長も認められた。
大綱の要旨は次の通り。
住宅購入時の贈与税非課税枠の拡大は、現行の500万円を、10年の贈与分は1500万円、11年分は1000万円に拡大する。適用対象は所得2000万円以下の人に限定。
長期優良住宅の登録免許税や固定資産税、不動産取得税を軽減する「長期優良住宅普及促進税制」も2年間延長する。
また、省エネ改修やバリアフリー改修を行った住宅への固定資産税軽減をそれぞれ3年延長。新築住宅についても2年延長する。
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