住宅資材販売と木造注文住宅を提供している北洲ハウジング(宮城県富谷市)は1月12日、高性能住宅展示場「E1-Passive」を「ハウジングパーク郡山南」にオープンする。
断熱性能はUa値0.35W/m2・KとHEAT20の4地域G1レベル。「2017年秋に断熱・蓄熱・遮熱の3つの熱をコントロールするパッシブハウス仕様を全棟展開しているが、現在は全エリアで約9割がG1レベル以上の住宅になっている」と北洲ブランドマネジメント室の志村ちひろさんは語る。対象は一次取得世帯で、価格は3000万円前後が多いという。
「E1-Passive」のモデル展開は今回が、宮城県仙台市に続き2棟目で、来月には同等レベルのモデルを埼玉県にオープンする予定。
今回の展示場は大屋根の外観と深い庇が特徴のアルザスシリーズを採用している。壁はロックウール・ラメラ80mmを外張り断熱し、グラスウール16K140mmを充填断熱にした。屋根はグラスウールを400mmブローイングし、床下にフェノールフォーム断熱材90mmを入れた。
窓は木製トリプルLow-Eサッシを採用し、電動外付けブラインドを付けた。室内には蓄熱塗り壁エコナウォール25を塗装し、日射による熱や夜間の冷気を蓄え、吸熱・放熱を繰り返すことで室内の温度変化を調整する効果を狙った。
今回、IoT市場の拡大を見込み、スマートスピーカーを導入し、照明や冷暖房などの家電と繋げるなどの取り組みも始めている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。