アットホーム(東京都大田区)は、リフィード(福岡市)と提携し、不動産仲介会社向けのリフォーム提案システム「リフォーム価格シミュレーター」を開発した。1月9日からアットホームに加盟する不動産会社の協力のもと、使い勝手の検証などを目的としたモニター利用を開始した。検証を経て、4月から一部のアットホーム加盟店に向けた有償サービスを開始、2019年秋から全国展開する予定。
「リフォーム価格シミュレーター」は操作が簡単なのが特徴。パソコンやタブレットの専用画面で住宅タイプとリフォーム箇所、工事内容をチェックするだけで、参考価格の入った提案書をその場で作成できる。商材ごとに個別の価格設定ができるなどさまざまなカスタマイズも可能。リフォーム提案の経験が少ない不動産仲介会社でも提案をスムーズに行えるという。
同社は、近年の空き家問題を受け、既存住宅の価値を高め流通を活性化するためのリフォームに注目し同システムを開発。現在、リフォーム提案に使用されているシミュレー ターは建設・リフォーム業界向けで、不動産仲介会社向けのものはなく、不動産会社の売買仲介業務でリフォームの提案を行うのは難しい状況にある。「リフォーム価格シミュレーター」の開発・提供により不動産仲介会社のスピーディなリフォーム提案を可能にし、既存住宅の流通促進を図る。モニターによる検証後、4月から一部の加盟店向けの有償サービスを開始し、秋から全国の加盟店に向けたサービス展開を予定している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。