経済産業省は1月8日、有識者会議で、ボード品の硬質ウレタンフォーム断熱材を建材トップランナー制度の対象に加えるための審議を行った。2026年度を目標年度とし、主に一般住宅・建築物の天井・壁・床の断熱に使われている「2種」については、目標基準を0.02216W/m・K(性能改善率3.40%)とする案が示された。今後、一般からも意見募集を行い、正式に決定する。
建材トップランナー制度は、断熱材など建物の省エネルギー性能に影響のある建材の性能を引き上げるための制度で、一定の出荷量がある製品について、性能改善目標を設定し、製造会社などに目標期限内の改善を促すもの。現在、グラスウールとロックウール、押出法ポリスチレンフォームが対象となっている。
現場吹き付けの硬質ウレタンフォーム断熱材は2017年10月12日にガイドラインが公表され、建材トップランナー制度に準じた制度として定められている。
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