岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム(事務局:岐阜県立森林文化アカデミー=岐阜県美濃市)の非住宅建築の木造化を図る「木造建築の新たな市場開発ワーキンググループ」(グループリーダー:大和リース=大阪市中央区)はこのほど、プレハブ建築の木質化への取り組みとして仮設事務所用木質プレハブの試作第1号を完成させた。1月10日に試作品完成見学会を実施する。
完成した仮設事務所は、森林文化アカデミーにおいて建築中の「高性能林業機械等学習棟」の現場事務所として設置し、工事期間中に使用して劣化状況等の検証を行うもの。大和リースの軽量鉄骨造プレハブをベースに、鉄骨を柱に用い、外壁を木質パネルとした、鉄と木のハイブリッド構造を採用する。仮設建築物の木質化は、大和リースとしても初めての試みという。
同コンソーシアムでは、岐阜県の森林・林業・木材産業に関する県民からの技術的な相談に対応するとともに、産学官連携・海外連携による共同研究・開発、交流・研修と新たな技術開発・普及に取り組む。その一環として、県産材を活用した仮設プレハブの提案を行っている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。