国土交通省は8月9日、2011年4月1日時点の地方自治体による耐震改修補助制度などの整備状況を発表した。それによると、耐震改修補助制度の整備率は65.5%と、前年度の56.3%から9・2ポイント増えた。
都道府県別に耐震改修補助制度の整備状況を比較すると、整備率が100%の地域は、岩手県、秋田県、埼玉県、神奈川県、静岡県、兵庫県など22県。全体の4割を超えた。一方で、青森県(3%)、福岡県(8%)、熊本県(7%)、沖縄県(0%)など、整備率が2割を下回る低水準の地域も6県あった。
耐震診断に対する補助制度の整備率は、前年度の72.9%から5.1ポイント増え、78.0%になった。28府県が整備率100%だった。
同省は、各自治体に対し引き続き積極的な取り組みを要請するとしている。
※宮城県の3自治体、福島県の9自治体については、災害対応で回答が得られなかったため、昨年度の実施状況で集計。
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