YKKAP(東京都千代田区)は12月21日、同社本社で記者懇談会を開催した。2018年度の売上高は前年度比103%の4318億円、営業利益が同2億円増の223億円と増収増益を見込む。ただし、計画からは、売上高でマイナス162億円、営業利益でマイナス41億円と大きく下回る見込み。同社の堀秀充代表取締役社長は、大阪府北部地震や西日本豪雨、北海道胆振東部地震などの大きな自然災害の影響で特に前半が停滞し、市場全体が想定していたほど伸びなかったとその要因を説明した。
事業別に4月から11月までの状況をみると、住宅事業では高断熱化が進んだ。窓全体が前年比101%のところ、樹脂窓のAPWシリーズが前年比117%、アルミ樹脂複合窓も同107%と好調。特に「エピソードNEO」は前年比2.7倍と大幅に伸びているという。リノベーション事業では、簡単に後付けできる「かんたんマドリモシャッター」の発売などもあり、シャッターが同116%、ドアリモも同112%と順調に推移している。エクステリア事業では、カーポートが同116%、門扉・フェンスが119%と伸ばしている。
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