伊藤忠都市開発(東京都港区)と伊藤忠アーバンコミュニティ(東京都中央区)は12月21日、対話アプリを活用した新たなマンション管理サービス『CREVIA SMART DESK』を開発したと発表した。
新サービスは、マンションの管理員が居住者の問い合わせ・相談に対応する受付業務に十分な時間をとれないことや、日中に不在となる家庭が増加傾向にあることを踏まえて開発されたもの。居住者は専用アプリをダウンロードしたタブレットやスマートフォンを通じて、自宅や外出先からでも管理センターのスタッフの顔を見ながら問い合わせができる。管理室に管理員は常駐せず、管理センターが多角的なセキュリティで居住者を見守る。管理センターの受付対応日程・時間はマンションによって異なる。
また、同サービスでは、セントラル警備保障(CSP、東京都新宿区)と協力する。「見守り」と「アナウンス」で居住者を住まいへと安全にエスコートする「見守りエスコート」を標準採用するほか、24時間365日稼働するセキュリティシステムを導入。火災や専有部への不正侵入、共用部の設備異常などが発生した際はCSPの指令センターへ自動通報する。そのほか、住戸内のカラーモニター付インターホンから、音声と映像の両方でエントランスの来訪者が確認できるオートロックシステムを備える。
両社は今後、同サービスを文京区で開発中の新築分譲マンション「クレヴィア文京根津」(竣工=2020年1月中旬)、「クレヴィア茗荷谷 文京の丘」(同=同年4月下旬)の2物件に導入するほか、都心の小規模物件を対象に導入する予定。
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