政府は12月21日、2019年度当初予算案を閣議決定した。住宅関連では、消費増税対策としてエコ住宅の新築や性能向上リフォームなどにポイントを付与する「次世代住宅ポイント制度」の創設などが盛り込まれたほか、防災・減災に関する費用が重点項目として計上されている。また、国の大方針である省エネ・省CO2化への配分も目立つ。
全体では当初予算として初めて、100兆円の大台を超える規模になった。消費税の引き上げに対する経済対策という色が濃い。
住宅分野では次世代住宅ポイント制度(下表)の創設に向け1300億円を計上。すまい給付金の拡充と合わせて2000億円超の規模になる。
省エネ・省CO2化の推進では、環境省のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等による住宅における低炭素化促進事業の経費として2018年度比12億円増の97億円が計上されている。
●次世代住宅ポイント(国土交通省資料)
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