不動産経済研究所(東京都新宿区)は12月20日、「首都圏・近畿圏マンション市場予測-2019年の供給予測-」を発表した。2019年のマンション供給は、首都圏で前年比0.8%増の3.7万戸、近畿圏で同0.5%増の2万戸と横ばいを見込む。消費増税の影響は限定的となる見通し。
首都圏のうち、都区部のマンション供給も1万6000戸で横ばいの見通し。今後、五輪選手村物件など湾岸の大規模開発や高輪新駅周辺に注目が集まるほか、都下では駅近再開発に期待がかかる。神奈川県では同9.0%増の8500戸、埼玉県も同4.7%増の4500戸と回復を見込む。
2018年のマンション供給は、首都圏で同2.2%増の3万6700戸。価格は高止まりしているものの、2年連続の増加となる見込み。近畿圏では、同1.7%増の1万9900戸となり、消費増税の影響から当初予測よりも上振れする見込み。
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