群馬県みなかみ町と木工会社のオークヴィレッジ(岐阜県高山市)は12月9日、林業の六次産業化および地域活性化を目指す『森林(もり)を育む広葉樹産業化プロジェクト』の始動に向けて包括的連携協定を締結した。
同プロジェクトは、昨年6月に「ユネスコエコパーク」に認定されたみなかみ町が推進する「自伐型林業」モデル林の整備過程で伐り出される広葉樹を、オークヴィレッジが木材として活用し、製品づくりと市場への販売を行うもの。これにより、同町内の森林整備を後押しし、さらに地域材を活用した木育事業を展開するなど、ハードとソフトを組み合わせた林業の六次産業モデルの確立を目指す。
みなかみ町と連携するオークヴィレッジは、岐阜県高山市で国産広葉樹材を活用した木製品の製造・販売を行う。「100年かかって育った木は100年使えるモノに」という理念のもと、お椀から建物までを手がける木工集団として事業展開する。
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