過去2年間に住宅を建設した人の約7割が何らかの不満を挙げていることが、「長期優良住宅、その先へ。」実行委員が実施したアンケートでわかった。
調査は、旭・デュポン フラッシュスパンプロダクツの協力で、2009年7月以降に家を建てた62人に対して実施。「大変満足」と「まあ満足」を合わせて、おおよそ満足しているという人が約4分の3を占めていた。ただし、大半の人が部分的な不満を感じていた。中でも、収納、コンセントや窓の位置、天井高など「間取り」に関する不満はもっとも多く19.4%、続いて冬の暖かさや夏の涼しさなど「温熱環境」に対する不満も多く、12.9%が何らかの不満を感じていた。
反対に、「設備」への不満を挙げた人は4.9%、「外観デザイン」については1.7%と不満が少ない傾向があり、同委員会では、「目に見えない部分で後から後悔するということが多い」と分析している。
レポートの詳細は、同実行委員会が企画する住宅ポータルサイト「長期優良住宅、その先へ。」にて公開している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。