三菱電機(東京都千代田)はこのほど、三菱ダクト用換気扇発売50周年の記念感謝式典を、同社中津川製作所(岐阜県中津川市)にて開催した。同社の吉村恒則中津川製作所長は「新用途・新市場参入を目指した付加価値商品の開発を推進していく」と話した。
同社が1968年にダクト用換気扇を開発、生産を開始して以来、累計生産台数は約5300万台(2018年度見込み)、機種のバリエーションは約280種になる。基本性能は、風量が約36%増えたのに対し、運転音は約50%減、消費電力は約74%減と大幅に向上した。設備の省エネ化が進む市場環境の変化に対応し、DCブラシレスモーター搭載タイプを拡充するなど、ZEH・ZEBほか省エネ換気を提案している。
同社は今後、必要な対象物(TASK)とその周辺(AMBIENT)を区分し、必要な場所で運転するタスクアンビエント(TASK AMBIENT)換気の開発を進める。同技術では、搭載した各センサーが部屋の変化等を読み取り自動で運転を切り替えるなど、機器同士が連携することでさらなる省エネ性・快適性の向上を目指す。
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