リコー(東京都大田区)は、不動産物件の360度画像にバーチャルで家具などを配置する「RICOH360-VRステージング」を、野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)に提供。野村不動産アーバンネットは、11月から不動産情報サイト「ノムコム」にて、同サービスを活用した物件情報を公開している。
物件の購入検討者は、販売中の空室を、家具や小物でコーディネートされた状態で閲覧することができる。購入前に入居後の暮らしをイメージしやすくなるため、効率的に物件を探すことが可能となる。
同サービスは、全天球カメラで撮影した360度のイメージを、ユーザーのウェブサイトに表示できる法人向けクラウドサービス「THETA 360.biz」を活用したもの。バーチャルでさまざまなパターンが提案できるため、従来のホームステージングよりも低コストで簡単に利用できる。
今回、同サービスの家具や小物のCGのクオリティの高さが評価された。リコーは今後、さらに不動産業界へ向けたサービス提供を加速させていくとしている。
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