セキスイハイム中部(名古屋市)は、IoTパッケージ「カジサポ」を建売分譲に導入することで、IoT機能を搭載した住宅の本格展開を始める。まず、名古屋市内の建売分譲ブランド「U-story‘s」シリーズへ導入し、今後、愛知県内の分譲地や中部エリア全域の注文住宅への拡大を検討しているという。第1弾として、「天白区高坂」の2棟を、入居後すぐに「カジサポ」を体験できるIoT対応家電・家具付き建売分譲として2019年1月から販売する。
同社ではすでに、コンサルティング型HEMS「スマートハイム・ナビ」によるインターネットを通じた光熱費コンサルティングや、スマートフォンでの遠隔操作に対応したオリジナル空調システムなどを展開。新たに導入する「カジサポ」は、これらの機器に「インターネット対応インターホン」、「スマートスピーカー+家電・照明コントローラー」を加えた総合的なIoT住宅システムとなる。とくに共働き家族にとって重要な、家事の効率化・子どもの安全についての課題を解決することで、従来の「家計」「健康」に、「子ども」「家事」を加えた4つのテーマで「家族のつながり」を深めることをコンセプトとしたという。
「カジサポ」では、インターホンや空調システムなどとスマートフォンを連携し、子どもだけでの留守番をサポートするほか、音声とスマートフォンでの家電操作を可能にすることで、家事のストレスを軽減するという。また、外出先でのON・OFF操作、起床・就寝時の室温制御などができる空調システム「快適エアリー」や、HEMSによる光熱費コンサルティングと太陽光発電システムの活用による無理のない省エネなどが、家族の健康や家計をサポートするという。
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