三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は来年1月19日、東邦ガスグループが開発を進めるスマートタウン「みなとアクルス」(愛知県名古屋市港区港明)内で建設中の分譲マンション「パークホームズLaLa名古屋みなとアクルス」のモデルルームをオープンする。
「パークホームズLaLa名古屋みなとアクルス」は、今年9月に開業した「ららぽーと名古屋みなとアクルス」に隣接して誕生する総戸数265戸の大規模マンション。災害対策にも積極的に取り組んでおり、国土交通省の「サステナブル建築物先導事業(省CO2先導型)」(集合住宅部門)に採択されている。
エネルギーマネジメントの取り組みでは、「HEMS」を採用して「使用電力の見える化」と「自動的な使用エネルギーの最適制御」によるエネルギー削減を実現。また、同物件の立地する「みなとアクルス」でも、天然ガスコージェネレーション、運河水熱利用、大型蓄電池(NAS電池)、太陽光発電などを組み合わせた電気・熱・情報ネットワーク「CEMS(コミュニティ・エネルギー・マネジメント・システム)」を採用しており、地域全体でのエネルギーの見える化とマンション住民参加型のエネルギーマネジメントを可能にする。
さらに、全戸に固体酸化物形燃料電池(SOFC)のエネファームを設置し、24時間安定的に発電させて効率よくエネルギー供給を行うとともに、余剰分は東邦ガスが買い取り、「みなとアクルス」のエネルギーセンターを経由してエリア内で融通する。一括受電での電源供給システムを導入することにより、災害による停電時にはエネルギーセンターから同物件のエントランス、エレベーター等の共用部に電力が供給されるため、災害に強いマンションとなっている。
同物件の販売予定価格は2890万円~4790万円。最多販売価格帯は3300万円台。来年2月の販売開始を予定する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。