工務店の「1985運動」への乗り方
工務店がこの運動に“乗る”のは簡単だ。
まずは“乗ったこと”を表明すればよい。すでに複数の工務店が取り組んでいるように、ホームページやブログで「1985運動に賛同しています」と書けばよいだけだ。その数が「一定数」を超えると、一気にこの運動は盛り上がる。メディアも放っておかない。
そうしておいて、次にスバヤク「省エネの勉強」を始める。その勉強はみなさんが考えているほど難しくはない。いや「省エネ=高断熱・高気密」というふうに凝り固まっている工務店のほうが厄介かもしれない。
「1985運動」に乗れる工務店になるには?
次回からその「1985運動に乗るための省エネ勉強プログラム」をご紹介していくが、今回は簡単にそのポイントを挙げておく。
「1985運動」に乗れる工務店になるチェックポイント
1 省エネや節電につながる設計や設備の全体を理解している
2 そうした設計や設備が、具体的な数字としてどれくらい省エネや節電につながるかを提示できる
3 得に設計に関して、それがどんな快適性を与えるかということが言える
4 やろうと思えば次世代省エネ基準を満たす家を建てることができる
これを見てもらえればわかるように、何のことはない。おそらく「1」と「4」に関しては、ほとんどすべての工務店がクリアするだろう。また、そのレベルはともかく「3」もクリアできそうだろう。
ほとんどの工務店がクリアできないのが「2」であるはずだ。でも、それはせいぜい3時間ほどの勉強でできるようになる。ほとんどの工務店はその方法を知らないだけだ。
ただ実際には「3」のレベルアップが重要になる。そのあたりも含め次回から情報を出していくが、もしもっと早く勉強したければ、今後各地で開催しようと考えている「つくり手のための1985勉強会」に参加してもらえばよい。
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