日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ、東京都中央区)はこのほど、協会員の雇用対策の一環として「団体長期障害所得補償制度(GLTD)」への加入を発表した。今後、全国フォーラムや支部ごとのミニフォーラムなどを通じながら会員に向けて加入促進の活動を行っていく。
同保険は、Chubb損害保険(東京都品川区)と共同開発した団体保険で、従業員が病気やケガで働けなくなってしまった時に毎月の一定額の給与を定年まで補償する制度。近年、日本でも一部の大企業が福利厚生制度として導入し始めているが、中小企業にとっては保険料がネックとなり採用が進んでいないという。今回、同協会では全国の会員企業をまとめて「一つの契約」とみなすことで、保険料を抑えることができた。また、従業員だけでなく、協力業者の職人にも適用される。同協会では「みんなのミカタ」保険と名付け、浸透を図る。
1月18日(金)にはChubb損害保険本社にて雇用対策フォーラムを開催。同保険制度についての詳細な説明を行うほか、職人確保や定着促進、人材戦略などの雇用対策を業界のトップリーダーたちが提言する。詳細・申し込みはジェルコ(電話:03-5541-6050、https://goo.gl/forms/WGG0oCjKlemrYCcr2)まで。
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