蓄熱建材コンソーシアムはこのほど、コンソーシアム全会員の総意として、その活動を継承する一般社団法人日本潜熱蓄熱建材協会(東京都豊島区)を設立した。代表理事には永大産業(大阪市住之江区)の大道正人氏、理事には三菱ケミカルインフラテック(東京都中央区)の横山昌弘氏、DIC(東京都中央区)の藤﨑健一氏、住友化学(東京都中央区)の野末佳伸氏、カネカ(大阪市北区)の鈴江泰博氏が就任した。
同協会では、コンソーシアムで取り組んできた潜熱蓄熱建材の標準化活動・利用促進活動・広報活動をさらに推進する。具体的には、2021年度完成を目指して、評価方法の標準化(JIS規格の制定)、潜熱蓄熱材を実装した温熱環境シミュレーションソフトの開発、利用ガイドラインの制定を行う。同年度を「普及元年」に位置付けて蓄熱建材の基盤確立を目指す。
活動体制では、技術委員会と企画委員会の2委員会のもと、標準化部会、利用促進部会、広報部会、調査部会の4部会で実務活動を行う。
なお、コンソーシアムは全会員団体が同協会に移籍したことで解散が決まっている。
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