住宅金融支援機構(東京都文京区)は12月7日、「省エネルギー性に優れた新築住宅」を対象とした住宅ローン債権の買取代金を資金使途とするグリーンボンド(住宅金融機構グリーンボンド)を、2019年1月に発行すると発表した。住宅ローンを資金使途とするグリーンボンドの発行は、国内初。
【フラット35】Sの技術基準(省エネルギー性、長期優良住宅の耐久性・可変性)を満たす住宅が対象。同機構による省エネ住宅普及への取り組みを知ってもらうとともに、資金調達のサポートをうけることで、良質な住宅のさらなる普及促進に貢献していくという。
発行年限は20年で、発行額は未定。
グリーンボンドは、再生可能エネルギーの活用や省エネルギー性の向上といった環境改善効果のある事業(グリーンプロジェクト)の資金を調達するために発行される債券。今回発行するグリーンボンドは、環境省の「平成30年度グリーンボンド発行モデル創出事業に係るモデル発行事例」として選定され、「グリーンボンドガイドライン2017年版」に適合している。
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