セコム(東京都渋谷区)は12月7日、家庭での心臓突然死を防ぐ備えとして、AED(自動体外式除細動器)のレンタルサービスとオンラインサービスを家庭用にパッケージ化した「セコム・MyAED」の販売を開始すると発表した。
付属品を最小限にすることで、一般向けに販売しているAEDよりもコンパクトなキャリングケースを採用。どの向きに収納してもAEDと認識できるデザインとなっている。専用LTE端末により機器の異常や消耗品交換時期などをオンラインで管理し、使用期限前に自宅へ発送する。
救急隊が的確な対応をするために有用な、既往歴やかかりつけ医の情報を記載した「救急情報」をキャリングケースに保管可能。AEDを使用後、心電図が必要な場合は同社がオンラインデータを提供する。
家族の健康管理をサポートするため、電話による24時間対応の健康相談サービスも実施する。
国内では年間約7万人が心臓突然死により亡くなっており、そのうち7割以上が自宅で発生していることから、同社では家族らによるAEDを使った心肺蘇生法が重要だとして同サービスを開発した。家庭へのAED普及に本格的に取り組んでいくという。
レンタル料は月額2400円/台。保証金2万円/台。契約期間は5年間。
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