インテリックス(東京都渋谷区)は12月6日、京阪電鉄不動産(大阪市中央区)と京町家再生プロジェクト(プロジェクト名「継(つぐ)」)に関する業務提携を行うと発表した。第1弾の共同事業として、京阪電車「三条駅」徒歩圏にある京町家をリノベーションした宿泊施設のプロジェクトを来年5月開業に向けてスタートする。
第1弾の物件は、平安神宮をはじめ、南禅寺、知恩院などの名跡に近い粟田口・岡崎エリアに立地。少し暗くなりがちな町家の通り庭に大きな天窓を設けることで、外のような明るい空間を創り出し、どこに居ても光の降りそそぐ路地を感じられる建物にリノベーションする。
インテリックスでは、伝統的な京町家をリノベーションして保存していく京町家再生事業を、不動産特定共同事業法による不動産投資商品「アセットシェアリング」と融合させて展開する。今回の京阪電鉄不動産との共同事業により、同事業をさらに加速させ、年間10棟の京町家再生を行う予定。
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