国土交通省は10月9日、2009年度「住宅・建築関連先導技術開発助成事業(2次募集)」の採択結果を発表した。
同事業は、環境問題など、住宅・建築分野における緊急に対応すべき課題の解決に向けた技術開発について助成し、実用化を推進するもの。今回、22件の応募があり、16件(継続含む)が採択された。
省エネ関連では、「ハイブリッドソーラーヒートポンプ空調給湯システムと超省エネルギー住宅の開発」(静岡大学、鎌倉建設、グリーンセイジュ、望月建設)や「個別送風ファンを用いた次世代省エネ型建築・全館空調システムに関する技術開発」(丸七ホーム、システック環境研究所、岡崎明仁京都大学大学院教授)など5件が選ばれた。
省資源、廃棄物削減関連では、「国産材を利用した断熱性と透湿性を併せ持つ木質系耐力面材の開発と省力化工法の構築」(ナガイ、中山正利ユアオプト代表、平井卓郎北海道大学大学院教授)など3件が選ばれた。
安全性向上に関する技術では、「既存小規模木造住宅の基礎の耐震補強工法の開発」(工学院大学、東海大学、報国エンジニアリング、ウレテックジャパン)など8件が選ばれた。
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