ダイキン工業(大阪市)は12月4日、首都圏在住の女性200人を対象に実施した「冬場のエアコン暖房に関するお悩み実態調査」の結果を発表した。それによると、エアコン暖房使用時に最も「困っている/気になる」ことに、60.5%が「室内の空気が乾燥する」と答えていることがわかった。
冬の室内の乾燥対策について聞いたところ、「肌に保湿クリームを塗る」(62.5%)が最も多く、「加湿器を使う」(53.0%)、「洗濯物(や濡れタオル)を部屋干しする」(51.0%)が続いた。「何もしていない」人は9.5%で、50代では18%にのぼった。
こうした乾燥対策に、55.8%が「全く満足していない」「あまり満足していない」と回答。半数以上が室内の乾燥を解決できていないと感じていることがわかった。
乾燥対策の課題として最も多くあがったのは「結露することがある」(51.5%)で、「湿度を維持することが難しい」(43.5%)、「面倒くさい」(39.5%)が続いた。湿度コントロールの難しさや、加湿器への給水といった手間が、乾燥対策の満足度を下げていると考えられる。
調査対象は、冬場のメイン暖房にエアコンを利用している東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県在住の20歳代から50歳代の女性200人。
同社は、2017年に「空気で答えを出すプロジェクト」を開始以来、夏の快適なエアコン活用法を提案するなど、さまざまな取り組みを行っている。今回、冬の「空気の課題」とされるエアコン暖房による室内乾燥の実態とその対策について調査を実施した。
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