リクルート住まいカンパニー(東京都港区)は、注文住宅の建築者・検討者を対象に「家づくり全体の動向・トレンド」について調査を行い、その結果を発表した。注文住宅の建築費用は平均2807万円で、前年に比べ32万円増加した。検討者のうち、「土地なし」の割合は62.8%。対前年で2.9ポイント、対前々年では5.5ポイント増加と、「土地なし」の割合が年々増加傾向にあることがわかった。
土地を新規で取得した建築者に、土地取得の相談先をたずねると、「建築会社」が55.9%と最多。ただし、首都圏はそれ以外に比べ12.5ポイント低く、代わりに「不動産会社」が11.1ポイント、「ポータルサイトを見た」が6.7ポイント高かった。
消費税の増税と住宅建築については、検討者のうち、31.3%(対前年2.3ポイント増)が「消費税が上がる前に、建築を絶対に間に合わせたい」 と回答した。
検討者のZEH認知率は66.0%と、対前年で2.1ポイント、対前々年では11.6ポイント増加。建築者のZEH認知者のうち、ZEHを導入した人は17.6%と、前年と同程度の割合だった。ZEH導入による光熱費の経済的メリットは、1カ月平均6609円となった。
調査期間は、建築者が7月24日~8月4日。検討者が10月17日~10月30日。建築者(1年以内に一戸建てを建築した人)1845人、検討者(今後2年以内に一戸建ての建築を検討している人)1839人を対象にインターネットリサーチを実施した。
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