オートデスクは、大林組、清水建設、大成建設など大手建設会社の協力で、同社BIMソフトウェア「Autodesk Revit 2019」向け構造用共通データを12月4日から同社Webサイトで公開した。
設計業務では、異なるソフトウェアや社内ルールによりデータが作成されるため、各部材のモデルに含まれる属性データが異なり、各業務プロセスで活用されないケースが見られる。今回のデータは、鉄骨の構造を生産、施工するために必要な設計データの種類について、異なる組織間でも円滑に利用できるように標準化整備を行い、パラメータを使用した効率的な構造設計ができるようにしたもの。設計情報をそのまま鉄骨ファブ会社などが生産工程で利用できるようになり、複数の組織間や業務プロセスで生産性向上が期待できる。
現在は鉄骨構造に対応しており、今後はRC構造への対応も予定している。
部材を選択している画面の例
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