国土交通省は8月4日、東日本大震災による被災現況調査の結果(第1次報告)を公表した。それによると、約21万9000棟の建物が津波により被災し、流失を含む全壊棟数は約12万棟だった。
津波で浸水した区域の面積は約535km2で、このうち4割超が浸水深2m以上だった。浸水深と建物被災状況の関係性を分析したところ、浸水深2m以下では建物が全壊となる割合が大幅に低下していた。
全壊12万棟のうち、約7万8000棟が流失、主要構造が損壊した全壊が3万4000棟、残りの8000棟は大規模改修により再使用が可能という。全壊以外の内訳は、大規模半壊が3万6000棟、半壊が4万棟、一部損壊が2万3000棟だった。
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